きみは一人じゃない
確か木曜日くらいだったと思うけど、
法学部で「霞ヶ関リレー講義」ってのをやっていた。
それまではやってることすら気づかなかったんだけれども、
内容が面白そうだったため、急遽参加することにしました。
講演を聞いてる人はかなり少なかったけど、講演自体は面白かった。
ま、個人的に好きな刑事政策の話だったからね。
最近よく言われてる「少年犯罪の凶悪化」についても話があったんだけど、
データ*1によればむしろ昔の方が凶悪だったらしい。
けっこうメディアが「凶悪化」の流れを作ってる部分は否めないんだろうなぁ。
特に、週刊誌とか。
電車の吊り広告なんてセンセーショナルな戯言にしか思えないんだけどね……。
ついでに、こんなニュースも紹介しておきます。
ちなみに刑務所に一人収監すると1年間に200万円の税金が必要なんだって。
刑事司法の場面で税金のことを考えたことなかったけど、
もちろん絡んでくるよなー。
これから福祉やら年金やらで財政がますます厳しくなってくるだろうに、
刑事司法にお金を使ってる場合じゃないんです、って講演者の方は言っておりました。
確かに、その通りであります。
そこまで言い切っちゃっていいのかなとも思ったけど……。
でも、面白い講演でありました。
*1:未成年者が犯した殺人件数はピーク時より減っている